2020/9/23:TBSラジオ「伊集院光とらじおと」安田章大と。【後編】
☆安田章大写真集「LIFE IS」発売週に伴う、ラジオ出演時の書き起こしです。
☆前半はジャニーズとしての経歴、病気について。後半は、写真集についてお話しています。
☆語順てにをはなど直している箇所があり、発話通りではありません。
☆( )内の記載は、本項筆者による補足や、つい漏れ出た心の声で、ご出演の皆さんの言葉ではありません。
☆水曜担当アシスタントが安田美香アナなので、
安田章大さん=ヤス 伊集院光さん=伊 安田美香アナ=美 と表記します
↓【前編】はこちら
http:// 2020/9/23:TBSラジオ「伊集院光とらじおと」安田章大と。【前編】
<<CM/天気・交通情報明け>>
♪ジングル♪
伊集院「改めまして今朝はゲストに関ジャニ∞の安田章大さんをお迎えしています。引き続きよろしくお願いします」
ヤス・安田アナ「よろしくお願いします」
伊「炭酸水は?」
ヤス「ふだんからよく飲み続けているので」
美「ほんとだ今日も」
ヤス「一緒に存在したいなと思って」(←?)
伊「なんか炭酸水飲んだときのやるぞ感ってあるよね。スキッとする感とかちょっとわかるよね」
(和気藹々とした空気で後半スタートです)
伊「さあ、再三再四お話が出ておりますけど。先に曲をかけつつ、また写真集の話をしようかな。まずは曲の情報を”安田美香”から。安田がややこしいんで。さっきから言わなかったんですけど、『安田くんは…』って言うたびにちょっと(こちらを)見るからね」
美「反応しちゃって!」
(パチパチ拍手の音がするのは安田さんでしょうか)
伊「何度も見てるからね」
美「ほんとすみません!(笑)」
伊「(安田アナのことは)呼び捨てですからこっちは。安田。お願いしますよ」
美「はい!お伝えします。関ジャニ∞の44枚目のシングル『Re:LIVE』が先月リリースされました。コロナ禍の中、ファンとの絆や繋がりをテーマに作られた曲でして、2番の歌詞は、ファンから募ったおよそ4万通の言葉から作られています」
伊「おもしろい試みだね!」
ヤス「はじめてですね。関ジャニ∞とファンのみなさん:エイターと呼んでるんですけども、エイターとで”共同作詞”といいますか」
伊「へええ。これも、ファン代表の誰かが丸々作るんでもなく、その言葉をとにかく集めようぜってことなんだ」
ヤス「はい。渋谷が辞めていったり錦戸が辞めていったり、ボクも病気がありました、いろんな経験をした3年間で感じてきた感情を、今この環境下でちょっと綴ってみようということで」
伊「まず聴きましょうかね。じゃあ安田くんの方から曲紹介をお願いします」
ヤス「はい。みなさん聴いてください。関ジャニ∞で『Re:LIVE』」
<< Re:LIVE >>
(1コーラス:話題になった2番までいかず、かぶせでトークに入ります。
番組は2番で歌われることが多かったけど1番あらためて聞くと大倉さん渾身の力強い歌詞だなあと思う。eighterの歌詞は、この1番に引き出されてのリプライなんだよね。しみじみ…)
伊「お互い曲を聴きながら何をやっていたかと言うと『最近読んだおもしれえ話あります?』って話を交換したりしてたんですけども。ねえ。この『Re:LIVE』っていろんな瞬間にあるよね。今まで一番好きだったメンバーが関ジャニ∞離れたって子だってそりゃいるもんね」
ヤス「そうですね。だからいろんなこと思う人がたくさんいると思いますし、たまたまこんな人生になったってことだと思うので。
で、この『Re:LIVE』って『生き返る』『生まれ変わる』とかの意味もありますけど、やっぱり命生きてる中で、わざと”Re”...アールイー(←ラジオなので説明しています)にカンマカンマ(コロン”:”のことと思われる)って書くんですけど、”返信し合う””お互いの気持ちを届け合う”って意味も込めてるので。なのでこういうふうにボクたちで一緒に言葉を綴りあった、っていう…」
伊「しかもそれが4万通も応募があった中から。これ自分もラジオやってて思うんだけども『自分のは採用されなかった』と具体的には、って「そういうことじゃないよ!」っていつも思ってんだよね」
ヤス「そういうことではないです」
伊「そういうことじゃないんだよね。ラジオの投稿で毎回ボツになったとて、それがくれている数の力とか、この数あるからこそきちんと選ばなきゃって思うこととかってすごいあって」
ヤス「はい。そうですね」
伊「オレ、言ってること合ってる?」(熱弁して我に返る伊集院さん)
ヤス「むちゃくちゃ合ってます」
伊「よかった!」
ヤス「やはりみなさんで初めて力が合わさってこの曲が出来上がってるってことですからね」
伊「さあお知らせをもうひとつ!どうぞ安田からお願いします」
美「はい。安田章大写真集『LIFE IS』が明日24日木曜日、マガジンハウスから発売されます」(BGMがちょうど安田さんの落ちサビ)「税込4950円。全国の書店、インターネット書店などでお求めいただけます」
伊「いつもバラエティで会ってる感じは ”あったかい・暑いところで撮りそう” のイメージなんだけどオレは」
美「そうですよね、うんそうそう」
伊「ありえへん世界でのあの感じだと。キャッキャやってるあの感じだと。ハワイで撮ったっていい感じなんだけど。この寒そうなとこはどこ?」
ヤス「これは北海道の根室ですね」
伊・美「はぁぁぁぁーー」
ヤス「写真家の岡田敦さんがよく根室で写真を撮ってたんですずっと。で、ボクが岡田さんにこういうことがしたいと熱弁したときに、じゃあ安田くんが言ってくれてる熱をどこで撮れば写真として一番伝わるんだろうって考えてくださった結果、根室を選んでくださったっていう」
伊「撮られていてどうでしたか?」
ヤス「あのーこれは動物と動物が対峙しあっている感覚というんですか?殺るか殺られるかという感覚で撮りあっていた感覚でしたね」
伊「へえええ」美「はあああ」
ヤス「岡田さんもたまたまその思考だったんですよ。写真を撮るときは殺るか殺られるかの気持ちで撮っているって言っていて、話し合った訳じゃなかったんですけど、それがリンクしたんですよ」
伊「へええええ」(さっきより一段高いトーン)
ヤス「岡田さんはほんとに写真家さんの中でもなかなかシャッターを押さないタイプの写真家さん。たとえばボクがアイドルのカッコしてキラキラわざと笑ってるふうをしてると写真を一切撮らないんです」
伊「はあああー!」美「へー」
ヤス「だから人間の生の生々しさをちゃんと撮る人なんで、写真にそれが如実に出ちゃうっていう」
伊「すっごい(枚数)撮る人もいるじゃん」
ヤス「いますよね。ずっとパシャパシャシャシャって撮る」
伊「パラパラ漫画にしたらオレ動くんじゃねーかぐらい撮る人もいるけども」
ヤス「その通り」
伊「オレ写真がすごい苦手だから。その対峙してるときのなんつーのかな、『まだ押さねーんだ』っていうような気持ちすら消えるまでってどんな感じなの、集中の仕方っていうか」
ヤス「あのーその現地に行って、現場でボクも何も作らずに、立った瞬間に感じるままの感情でおったら撮ってくれてましたって感じでした」
伊「ああー」
ヤス「なので写真集の中で、クマの毛皮を纏ってて森の中にいるんですけどほんとのクマの感覚になってました」
伊「おうおう」
ヤス「自分がもしほんとにクマだったらどういうふうになってんだろうって思ってたら、いつの間にか『あーこれ殺られるなー人間が来たら』って岡田さんがハント(狩猟)する側の人間の感じになっていて、だから岡田さんを見てるボクの目線は鋭くなってるんですよね。その後自分で森を出た後にすぐに言葉を綴って、クマになった気持ちを全部、人間と動物の生き方、輪廻の仕方というか、共存の仕方ってこういう感情なのかなというふうなことを書いたりしていました」
(普通”生と死の輪廻”って、安田さんに関しては病気についての話題が付帯していることもあって、単純に受け取ると自分一人の生命の生き死にを想像するけど、安田さんの言う”輪廻”は、他の生命体を含めたもっと大きな自然全体、世界全体での話なんだね)
伊「今度、逆にクマのドキュメンタリとか見たときに、中に安田くんがいる気がしてくるよ」
<<一同笑>>
伊「今のオレの思い浮かべた感じってさ。それこそ安田くんクマに生まれ変わって、ほぼほぼ安田くんの記憶が消えてる感じじゃんそれって」
ヤス「そうですね」
伊「そすっと(そうすると)他のクマも誰かなんじゃねーかって。そういう説得力のある写真なんですよずっと。面白い。ファンの人の評価聴きたいよね」
ヤス「そうですねー。どういう。二次元のそんなキラキラしたアイドル写真集が欲しかったという方もきっといらっしゃると思うんです。でもね、どーいう反応が来るのかわからないんですけど」
伊「たぶんね、全く関ジャニにも安田くんにも興味がない人がいきなりこの本を手に取るのはあまりにありえないことだと思うんだけど、でもどこでも『あっ言ってたヤツだ』ってめくっては欲しいよね」
ヤス「そうですね。やっぱり経験値って、ボクも病気をしたからこそ、人の痛みがわかるようにもなりましたし、どういう方に見ていただきたいかっていうところで言うと、今も闘病なされている方だったり、後遺症に悩まされてる方だったりとか、生きていくのに苦労している方がたくさんいらっしゃいますし。あとジャニーズに興味がない方もいっぱいいらっしゃるかと思いますので、そのジャニーズやってるヤツがこんなふうに今生きてるんだってとこで、生きてく上で同じように歩んでもらえたらなーって思ってます」
伊「どれぐらいこういうものの本屋さんにある見本の本が、何ページ開けるかわからないけど、ラジオで言ってたヤツじゃんていうだけで、たとえば男性のフツーのオレぐらいのおっさんがぱらっとめくったページで、あ次のページも見たいや、これ家でゆっくり見たいやと思ってくれればそれが一番!」
ヤス「最高です」
伊「それが一番最高だよね。それはファンの人が買ってくれるのもうれしいけど、それと同等に、ラジオ出てもらってよかったって思う」
ヤス「いやそれ逆なんす。伊集院さんのラジオに出させていただけるって、いろんな年齢のリスナーの方がいらっしゃると思いますので、ボクにとってはほんとにラッキーなことでしかなくて。こんなタイミングで、こんなふうに出させていただいて、普段テレビ番組とかでご一緒させていただいてる伊集院さんと違う伊集院さんがいるんだろうなって思ってたので」
伊「いつもみんなでキャッキャやってるからね…」
ヤス「(笑)そうですね」
伊「横に美輪明宏さんいるしねえ。ぜひそちらもお邪魔させてください」
ヤス「はいぜひお願いします!」
伊「えー時間いっぱいということで、きょうのゲスト安田章大くん。ありがとうございました」
ヤス「ありがとうございましたー!!」
===コーナー終了===